鳥取市水道事業は、大正4年10月1日に給水を開始して以来、人口増加や経済発展に伴う水需要の増加などに対応するため、8回にわたる拡張事業を実施し、鳥取市の発展に寄与してきました。この間、人口減少社会の到来や東日本大震災の経験など、水道を取り巻く全国的な環境の変化を踏まえた「新水道ビジョン」が国から示されたことを受け、鳥取市においても平成27年4月に「鳥取市水道事業長期経営構想」前構想を策定しました。
前構想の計画期間である約10年間では、簡易水道事業等77事業との経営統合や、高度経済成長期以降に集中的に整備した水道施設の更新時期一斉到来、人口減少や節水器具の普及に伴う水需要の本格的な減少、物価上昇による運営経費の増大などの環境変化があり、鳥取市水道事業の経営状況は厳しさを増しています。
この度策定した「鳥取市水道事業長期経営構想(2025-2035)」は、このような状況を踏まえた施策内容の見直しを行うとともに、令和6年1月1日に発生した能登半島地震で改めて有効性が確認された水道施設の耐震化基幹管路耐震化や老朽化対策の推進や、水需要の減少に対応する水道システム全体の最適化ダウンサイジングなどといった新たな取組を主柱として、アセットマネジメントに基づく事業の平準化を反映した今後11年間の財政シミュレーションを行いました。また、将来的な施設更新需要に対する原資の確保を目指した水道料金水準や、健全経営に向けた鳥取市の具体的な目標や考え方を示しています。(令和7年4月)
鳥取市水道事業長期経営構想(2025-2035)をPDF書類にまとめました。下のリンクからダウンロードしてご覧ください。環境によってダウンロードに時間を要する場合がありますのでご了承ください。
鳥取市水道事業長期経営構想(2025-2035) 令和7年4月
keieikousour2025-2035.pdf(30136KB)
鳥取市水道事業長期経営構想(2025-2035)(案)に係る市民政策コメントの実施結果について
鳥取市水道事業長期経営構想(2025-2035)(案)について、市民のみなさんのご意見を募集した結果は次のとおりでした。
意見募集の期間/ 令和7年1月8日(水曜日)~令和7年1月27日(月曜日)
意見の提出数/ 0件