(1)水質基準項目等
各配水系統の配水管の末端になる地点を選び、水道法に定められている検査を実施しました。各検査の概要は次のとおりです。
1.毎日検査(色、濁り、残留塩素)
給水栓水について、1日1回色及び濁り並びに消毒の残留効果について検査を実施しました。
検査結果は全て異常ありませんでした。
2.水質基準項目検査(51項目)
「水質基準に関する省令」で規定された水道水質の基準となる項目です。水道水は全51項目において、この基準に適合していなければなりません。
浄水場出口及び給水栓水について、検査結果は全て基準に適合していました。
3. 水質管理目標設定項目検査(26項目)
水質基準項目の他に、水道水質管理上留意すべきとして設定されている項目です。
鳥取市水道局では消毒剤として二酸化塩素を使用していないため、二酸化塩素とその分解物である亜塩素酸を除いた24項目の検査を行いました。
検査結果はおおむね目標値を達成していました。
(2)指標菌及びクリプトスポリジウム等検査
「水道におけるクリプトスポリジウム等対策指針」に基づき、検査を実施しました。
指標菌は検出されましたが、クリプトスポリジウム及びジアルジアは検出されませんでした。各検査の概要は次のとおりです。
1.指標菌検査
指標菌(大腸菌及び嫌気性芽胞菌)は、水道原水の糞便による汚染の指標となります。
各浄水場・水源地の原水で、ろ過設備の有無・水源の種類等に鑑みて年4回から月1回の頻度で実施しました。
2.クリプトスポリジウム及びジアルジア検査
クリプトスポリジウム及びジアルジアは、塩素による殺菌が困難な耐塩素性病原生物です。
各浄水場・水源地の原水で、過去の指標菌の検出状況・ろ過設備の有無等に鑑みて年2回から月1回の頻度で実施しました。
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