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皆さまから多く寄せられる水道水質に関するご質問にお答えします。
 

色について異物についてにおいについて

 

 

色について

風呂にためた湯の色が青いのですが

ご家庭で風呂などの大きな容器に水(湯)をためたとき、水による光の散乱と吸収によって青く見えることがあります。特にアイボリー(象牙色)系の浴槽に顕著に現れます。 また、水そのものが青く見える原因として、水中に銅が溶けている場合が考えられますが、人間が見て青く感じるためには、水中に約100mg/L(水質基準値の約100倍)以上の銅の濃度が必要となります。実際に給湯器を介した水(湯)で、これほどの高濃度の銅が溶出することは通常ありません。
銅が1.5mg/L(水質基準値の1.5倍)含まれると金属的な味が生じるといわれています。また、銅はほとんど毒性がないとされており、健康への悪影響はありません。銅は人間にとっては必須元素で、1日当たりの必要量は子どもで2~3mg、大人で2~5mgといわれています。

※緑青の毒性について 緑青は銅が酸化してできる物質で、昔は有毒といわれてきましたが、これは過去の製錬技術が未熟で、銅の中に不純物として有毒なヒ素が含まれていたためです。現在では緑青は、毒性がほとんどないことが確認されています。

実際の銅の濃度と水の色

蛇口から赤い水や濁った水が出てくるのですが

赤い水は、水道管内部に発生したさび(鉄)が、水道管内部の水圧や水量の急激な変化によって、水道水中にはがれ出た場合に発生します。
蛇口から水を出し続けて、赤い水や濁った水が短時間で解消する場合は、宅内の給水管に原因があると考えられます。短時間で解消しない場合は、宅内給水管に起因する場合と配水管に起因する場合とがありますので、水道局に連絡してください。

白い水が出てくるのですが

コップや浴槽などに蛇口から水や湯を入れたとき、はじめは水(湯)全体が白く濁っていても、徐々に下の方から透明になって、やがて白い濁りがなくなる場合があります。この白い濁りの原因は、水中に溶け込んだ空気ですので心配はありません。なお、白い濁りが消えない場合は、ほかの原因が考えられますので、水道局に連絡してください。

 

異物について

浴槽、洗面器、まな板、タオルなどに青いものが付着するのですが

主に給湯器から供給される銅イオンは、石けんや垢(あか)に含まれる脂肪酸と反応して、青くて水に溶けない銅石けんを作ります。浴槽や洗面器などに付着する青いものは、これが原因と考えられます。 銅は給湯器や給湯配管に使用されていますので、器具が新しいときは水中に溶け出しやすく、水を長期間通すことで管の内面に酸化銅の被膜を作るため、ほとんど溶出はなくなります。しかし、急激な水圧の変化などにより酸化銅の被膜がはがれるとそこから銅の溶出が始まって、長期間使用した給湯器などでも銅石けんが作られる場合があります。

銅はほとんど毒性がないとされており、人体には必要な成分の一つですので、健康への悪影響はありません。

【予防方法】

石けんや垢(あか)が残らないようにこまめに掃除することが有効です。

【発生した場合の除去方法】

  • 浴槽など:
    市販のアルカリ性洗剤をスポンジや古くなった歯ブラシなどでよくこすり、食酢で中和してから洗い流してください。
  • タオル:
    10倍に薄めた食酢を70から80度に温め、これにタオルを浸すと数秒で脱色しますので、その後きれいな水で十分すすいでください。ただし、この方法を繰り返すとタオルが黄ばむことがありますので、その場合は漂白剤を使用することで黄ばみが解消されます。

銅石けんの例(青く見えるのが銅石けん)

流しの排水口、水切りかごなどが黒くなるのですが

流しの排水口や水切りかごなどは、乾燥しにくいため水滴が残ることがあります。水道水は塩素消毒が施してありますので細菌などはいませんが、空気中やゴミなどに付着している細菌などが残っている水滴中で繁殖して黒色になります。

【予防方法】

流しなどを使用した後、水分が残らないようにふき取ることが有効です。

【発生した場合の除去方法】

洗剤などを使用してしっかり洗うことで取り除けます。それでも取れない場合は、漂白剤を使用した後、十分乾燥させることで取り除くことができます。

やかんやポットなどの底に白いものが出てくるのですが

水道水中には、ミネラル分(硬度成分のカルシウム、マグネシウムなど)が溶け込んでいます。このミネラル分は、水分が蒸発した後に完全にふき取っておかないと容器の表面に残ります。
これが水の継ぎ足しの繰り返しなどで促進されて、やがて人の目にも見えるほど白くなります。もともと水道水に含まれているミネラル分ですので、使用するに当たり健康上の問題は全くありません。

【予防方法】

洗浄後は残った水分をふき取る、また、器具を使用しないときは水を入れたままにしないことで予防効果があります。

【発生した場合の除去方法】

洗剤などを使用してしっかり洗うことで取り除けます。それでも取れない場合は、漂白剤を使用した後、十分乾燥させることで取り除くことができます。ポットを洗浄する際には、内側に傷を付けないように注意が必要です。

浴槽や洗面器などにヌルヌルしたものが浮いたり、付着したりするのですが

使用後の浴槽の水は、垢(あか)や石けんかすなどが含まれているため、これが養分となって雑菌が繁殖しやすい環境になっています。雑菌は手入れのしにくい場所で繁殖して、次第に生息範囲を拡大して膜状に広がっていきます。これが、浴槽に水をためたときなどに一気にはがれて出てくるのが原因です。

【予防方法】

定期的に、市販の湯あか取り用洗剤などで清掃することをお勧めします。

蛇口から小さな黒いごみが出てくるのですが

ご家庭で使用されている給水装置には、パッキンを使用して水を制御しているものがたくさんあり、ごくまれに、パッキンのゴム部分が劣化によって水道水に混ざり蛇口から出てくることがあります。
多くの場合は蛇口の開閉時に一時的に出るものであり、誤飲したとしても微小なゴム片のため、自然に排せつされ問題はありませんが、早めのパッキン取り替えをお勧めします。
パッキン取り替え後も続くようであれば、ほかの原因が考えられますので、水道局に連絡してください。

ふきんや浴室のタイル、便器の内側などに紫や桃色のものが付着するのですが

浴室や便器の内側には水がたまりやすい上、石けんかす・垢(あか)・汚物などで汚れやすいために空気中の雑菌が付着して繁殖しやすくなっています。これらの雑菌には繁殖に伴って色素を作るものがあるため、条件によってさまざまな色に着色します。

【予防方法】

雑菌は温度や湿度などの条件が整えば繁殖しますので、浴室やトイレの換気をよくするほか、日常の手入れをこまめにすることが有効です。

【発生した場合の除去方法】

着色した部分をよく洗ってください。ただし、洗っただけでは、雑菌の一部が生存している可能性がありますので、市販の塩素系漂白剤で洗うことで再繁殖を防ぐことができます。また塩素系漂白剤を使用する際には換気をよくするなど、説明書きを読んで正しく使用してください。

 

においについて

カルキ臭が気になるのですが

水道水は、法令で残留塩素濃度が0.1mg/L以上になるように塩素消毒が義務付けられています。塩素は水中の細菌を死滅させるために加えていますので、定められた残留塩素を維持しないと水道水が病原菌に汚染される恐れがあります。
水道局は安全でおいしい水を供給するため、適正な残留塩素濃度の調整を行っています。しかし気候や体調、嗅覚(きゅうかく)の変化などでカルキ臭を感じる場合がありますが、これは水道水が病原菌に汚染されていない「安全な水道水」の証ですのでご理解をお願いします。なお、カルキ臭は冷やすことで和らげることができます。
カビ臭、シンナー臭、腐敗臭などの異臭が感じられる場合は、水道局に連絡してください。